ニンゾダヌチのブログ

プレイしたゲームの簡易レポートみたいの書いてます。

メモリーズオフ:kanonのこと触れつつ,唯笑ルートを攻略した感想

メモリーズオフがsteamで発売され,購入し,唯笑トゥルーエンドをクリアした.この作品が発売した年が,私がこの世にいるのかいないのかのギリギリであるくらいには昔である.

最初はネタバレ無で少々メモリーズオフについて書いて,のちにガッツリネタバレ有りで唯笑ルートを書いていく.久々の恋愛ゲームの感想記事.4-5時間でクリアできた.

 

 

ネタバレ無し

このゲームは,ギャルゲーってよりノベルゲー.

メモリーズオフのあらすじ的なものは,「主人公は中学生の時にある恋愛系トラウマを抱えてしまって,そのトラウマから立ち直ろう!」っていう物語である.アマガミで言えば,中学生の時にクリスマスの日にデートをバックレられた的な奴です.もっとも,アマガミよりも植え付けられたトラウマは激重なんだが.

そもそも,このゲームを買ったきっかけは,イラストが好みだったらである.こういう,平成感のある絵は大好物.みんな,かわいい~.

こいつあゆじゃね?

さて,注目するのはメモリーズオフのパッケージサムネの女の子(彩花)が気になるでしょう.

store.steampowered.com

私がまず連想したのは,key作品のkanonの「あゆ」である.そんなだから,kanonとの比較を行う.kanonをまだ知らない人もいるだろうから,できるだけkanonのネタバレ回避をするが匂わせくらいはするかも,ごめんなさい.

まずkanonは全体的にファンタジー要素が強い.このせいで,うp主は最初あゆルートの最後を見た時に,全く理解が出来なかったw.しかし,メモリーズオフはファンタジーな要素は無く,現実的な話となっている.急に夜の学校で刀を持ってバケモンと戦うような女の子はいない.

主人公のこと

他のノベルゲーの例にもれず,この主人公も高校生で親は家におらず,一人暮らししている.この主人公の軽快なセリフは,kanonの祐一にも通ずるところがあり,結構好きです.ノベルゲーの主人公で気さくな性格だと妙に下ネタを擦る奴らがいて,個人的にはそういう系は苦手である.もちろん下ネタを言う頻度によるが,大体の下ネタいう系主人公はくどい.私と同じように下ネタ系主人公が苦手な人は安心して遊べる作品になっている.もっとも,全く下ネタを言わない訳じゃないけどねw.

ただ,注意すべきなのはかなり昔の作品だから今の作品と比べると,男主人公が若干幼馴染を下に見るような感じがあるのは注意w.本当に若干だけ.それでも人によって,嫌だな~って思う人はいるかもしれん.

ヒロイン達の簡単な紹介

ヒロイン達は,良く言えばいつも通りのメンツ,悪く言えば奇抜さは無いメンツ.ザ・テンプレのヒロイン達である.唯笑しか攻略してないけど,一人ずつ触れていく.

 

桧月彩花

主人公の幼馴染.パッケージの子.冒頭はこの彩花とのデートの約束から始まる.

 

今坂唯笑:

同じく主人公の幼馴染.この子を最初に攻略した.毎朝偶然,駅前で唯笑に会い登校する流れになっている.コテコテのおバカ元気キャラ.好き.こういうタイプの子が病んでいく描写が好き.今では珍しい「だもん」星人.kanonの繋がりで言えば,明らかに名雪ポジ.猫大好き属性も継承している.ちなみにうp主がkanonで一番好きなキャラは「栞と真琴」である.めちゃくちゃ馬鹿だから,この子との会話が意味不明で「会話が冗長だ」って感じる人はいるかもしれない.我慢しよう.幼馴染ポジは報われるべきだ.

 

音羽かおる:

転校生.高校で転校ってあるの?って思うが,転校生である.何故か大体屋上にいる.yunoの有馬たくや君かな?声優が田村ゆかりさんであるが,意外とクール系の子である.いや,CV田村ゆかりのキャラは結構クール多いか.唯笑と付き合っていると嘘を付いても,「略奪すれば,いいや」といって主人公にぐいぐい来る肉食系で情熱的な側面も持つ.恐らく,初見プレイの人は大体この子に行くんじゃね?って感じである.結局見た目うんぬんよりも,積極的に自分にアプローチをかけてくる子と付き合っちゃうのは割と現実の真理である.唯笑とガチ喧嘩してほしい.

 

双海詩音

転校生.まさかの2人目の転校生.この子は先月の転校生とのこと.ツンツン真面目系.どうやら帰国子女らしい.そして一日でとんでもない量の本を読む特技がある.ときメモだったら,眼鏡を付けていたであろうキャラ.しかし,主人公が電車で寝てしまい,なぜか双海さんの膝で寝るという出来事があっても,特に何も言わない変にズレているところがある.このツンツンがデレデレに変わっていく様子を,ツンデレ愛好家の私は見たい.

 

伊吹みなも

後輩キャラ.病弱系ヒロイン.kanonの栞ポジ.キタコレ.美術部.出会って間もなく主人公にデレデレのチョロイン.なるみちゃんしかり,さえちゃんしかり,どうしてこう後輩ポジはこの感じなんだ? 

この子を攻略をしたら,病気再発するシナリオになりそう.頼み,どうかこの予想は外れていてくれ.

 

霧島小夜美:

購買部にいるドジっ子お姉さんキャラ.大学生らしい.同じ高校の先輩じゃなくて大学生っていうのは結構珍しいかもしれない.最初に攻略するヒロインは唯笑とこの人で迷った.うp主の性癖には中々刺さる.名雪と同じ青色の髪を持つ.この人は,過去のトラウマのことを察して全然彩花のこと聞いてこなさそう.

 

以上である.興味があったら買ってみてくれ.

 

 

 

 

ネタバレ有り

こっからは既プレイの人に向けて書く.唯笑ルートを見た.トゥルールートを見たって書いてあるから,バットとかあるのかもしれないけど,感想書いていく.

唯笑,かわいい~.

 

点数を付けるとしたら70点

物語の青写真は唯笑の映画の誘いを断った時点でソコソコは分かってしまっていた.しかし,その状態でも結構感動させられた.要は,物語の書き方が良かったと感じた.

唯笑と名雪の比較

先述の通り,kanonと似てるなあって思ってたから,プレイ中も比較していた.そんな状態で,唯笑はポジション的に名雪と同じだったから名雪と比べていた.その比較をすると,唯笑は名雪よりも酷であったな~って私は思った.名雪の場合は,あゆと知り合いじゃなかったから,祐一を諦められない気持ちを持ち続けられた*1.でも,唯笑の場合は,対戦相手がもう既に亡くなった幼馴染だから,越えられない壁として永遠と立ちはだかる.挽回のチャンスが無いのがエグイ.

途中で付き合ってしまう業の深さ

まず良かったのは,「ええ? 唯笑と付き合えてこれで終わり?」って思っていたら,結構続いたパート.ドキドキして良かった.一番いい演出は,唯笑と遊園地に行った時に彩花との思い出と重なってしまう箇所.ああいうのマジで好き.テイルズのあるナンバリングでは,主人公の心を支配するために主人公の幸せだった思い出を利用してずっと幸せな空間に居させて廃人にさせるというエグ過ぎる戦法を使う敵キャラがいるのだが,それに近い嫌悪感を感じた.マジでデートの場所を遊園地にした唯笑の気持ちを考えたら,マージでいたたまれない.やっぱり,ヒロインは追い込んでなんぼだなって改めて思った.

信君,嘘だよな......

後,友達ポジの信が,ヒロインと取り合うみたいなのはあるあるだけど,今作では結構ストーリーの核心にいたっていうのは驚いた.手紙の演出はBGMが止まって「ゾク~」ってなったけど,手紙の持ち主は信だろうな~っていう予感はしてた.なぜなら信は,加害者の息子か,彩花の身内なんじゃねーかって思ってたから.そう思ったら,あの花のポッポ的な感じで何もできなかった傍観者ってなり「あ,そーなんだー」と少し拍子抜けした.当事者じゃないから言えるのかもしれないけど,信が罪悪感を感じる理由はほとんどない.ひき逃げした奴が100%悪い.

BSS,辞めろ絶対

ていうか,唯笑に「昔から好きでした」って言われたら,もう他のヒロインに行けねーよ! 結局kanon問題に繋がるのかよ!! この先,どのヒロインを選んだとしても,唯笑は100%不幸になるじゃねーか!!! 昔から好きだったポジは,ただただ辛い.BSS*2は地雷.そして,私は結構な確率で序盤にBSS系ヒロインを攻略してしまう.記憶喪失とか昔住んでたとかそういう設定は辞めないか?

今後の考察

最後は一応彩花のことは飲み込んで唯笑を付き合うエンドだったが,人間そんなに簡単には飲み込めない.この後も一波乱おきそう.いわゆる10年くらい引きずる的なアレ.主人公もだけど,唯笑側も彩花のことを今後完全に飲み込むのは無理だろ.まだ高校生だし.だから,クッソ後味悪いけど,結局どっかで別れそうって思ってしまう.

 

次は双海さんか,霧島さんを攻略しようと考えている.攻略したら,またブログにしようと思う.

*1:自分のことが忘れられていたっていうショックも相当あるけど

*2:僕が先に好きだったのに,の略である